01-9 夏のおもひで’06
2006年の夏休みは、細切れの夏休みでした。あまりまとまった休みは期待出来なかったので、毎年恒例の秋田への帰省&東北めぐりはできずに関東甲信越周辺を細切れにツーリングしましたが、やはり行く先々に素晴らしき日本の夏がありました。こうして見るとたくさんの思い出ができたなあ。掲載写真、130枚。(2部構成にしようかとも思いました)お茶でも飲みながらゆっくりとご覧ください。

千葉は南房総のアタリは定番のルートとしてよく走るのですが、東側をまだ走ったことが無いなあということで、梅雨の中休みとおぼしき6月17日、首都高湾岸〜東関東道〜終点潮来(いたこ)IC〜水郷道路〜国道124というルートで犬吠崎を目指します。生憎の曇天。

これが白亜の犬吠埼の灯台。明治7年11月15日に完成、点灯されたそうです。歴史的にも価値の高い、Aランクの保存灯台。太平洋がまるっと見渡せる、一級の景勝地でもあります。日本で一番早く初日の出が見れる場所。 灯台の脇の階段から、君ケ浜の海岸に降りることが出来ます。海岸に特有の植物や花などが咲いていたり、奇怪なカタチの岩があったりで、なかなかに飽きさせない光景が広がります。
階段の脇に咲いていた、アザミ。 この可愛らしい花、テリハノバラといいます。漢字で書くと、照葉野薔薇。海岸で日光をさんさんに浴びてる様が名前になったのでしょう。 君ケ浜。曇天のせいかも知れませんが、感じるものが南房総のそれとはまた違う。日本海のそれとも違いますが、ちょっと厳粛な風景が広がっています。
これ、セロリですよね。香りもセロリだ。犬吠埼近辺の海岸線には、このような私の身長を凌駕するセロリ?が群生しています。セロリが好きな人はマヨネーズをもって行けば食べ放題。 これもまた、可愛らしい。サクラソウ科の、ハマボッスという花だそうです。ハマボッス!可憐な見て暮れの割に、気合いの名前。ボッス! 遊歩道をちょっとはずれると、このようにゴツゴツの岩が転がっています。
この日は先日までの悪天候の影響で、結構波が高かった。しばし、岩を洗う波に見とれる。 その波が何年もかけて穿った、奇怪の岩がそこらに点在しております。 この先は、ちょっと恐い感じの洞窟になっていて、立ち入り禁止になります。かつては、「胎内めぐり」といって、灯台の真下を散歩出来たのだそうです。
トカゲ。は虫類の嫌いな人は、この画像をクリックしちゃダメ!私はこのくらいのなら、むしろかわいいと思っちゃいます。でも、切れた尻尾が蠢く様は、ちょっと勘弁。 こちらは灯台から見て東側の海岸。白亜紀の地層の堆積物などを観察することが出来ます。 崖っぷちにもセロリ?ハマウドという植物だそうです。ということは、さっきの巨大セロリもそうなのかな?よく見ると、花の上にカメムシが。
おいおい、早まるんじゃない!ってくらいに迫力の絵。二人の目の前の波が壁のように立ちはだかってるように見えますが、実際は高台なのでご安心を。 このクレーターのような文様は、波しぶきによって刻まれたのでしょう。この辺の地層は、国の天然記念物に指定されています。 突然大きな水たまり。「馬糞池」と言われています。荒々しい海と対照的に、波一つ立たない静かな場所。
かつてはこの「馬糞池」まで遊歩道が続いていたようですが、今はこの通り、階段が崩壊して、それも一つの風景になっている感じです。 こちらは、砂泥岩岩互層という地層です。よく解らないけど、岩の隙間にカニなどが棲息しています。 これがそのカニ。
これから、犬吠埼灯台に登ってみます。入口にはアンティークな、初めて点灯した日にちを記したプレート。 犬吠埼灯台の階段は99段あります。九十九里浜にちなんでいるのです。かなりキツい階段。 国内最大級のレンズの中には、意外と小さな電球が収まっています。
灯台の上から見る君ケ浜。地平線がアーチ型に見えて、「地球は本当に丸いんだな」ということを実感出来ます。 さて、99の階段を降りる。頂上に至る部分が特にキツくて、ほぼ、ハシゴ状態。 お昼には、名物のなめろう丼を頂きました。アジ、イワシ、トビウオなどを、味噌、ネギなどとともにまな板で粘るまで叩いたもの。これを焼いたものが「さんが焼」
銚子から、西に走って県道30号に抜けます。この道路は、九十九里ビーチラインと言いますが、海岸からは離れていて退屈な道。砂浜に降りてみると、砂浜から湯気が立ち上っていて、なにか異様な光景。 その湯気の中を歩いてくるサーファーのお兄さん。 こちらはもう少し西に走った蓮沼海浜公園の砂浜。サーファーはもちろん、パラセイリングの人たちもいます。
いかす漁師さんの後ろ姿。この辺は焼きハマグリのお店が多い。これからハマグリを採りに行くのだろうか。 サーファーのお姉さんたち。 パラセイリング(で、正しいのかな?)に挑戦中のおじさん。まだ初心者なのか、苦労している様子ですが、そのチャレンジしている姿が絵になるのです。
有料道路、九十九里道路に出ると、ようやく海岸とランデブー出来ます。通称、「波乗り道路」。気持ちいいくらいに一直線。スピード控えめに。 波乗り道路、左手にはずっと海岸を眺めながら走ります。 九十九里道路のPAにて。凄いサイドカーの付いたゴールドウィングのおじさんと談笑。聞けば、ご近所さんでした。私のバイクが小さく見える。
7月の初日、すっきりしないお天気でしたが、まだ行ったことのない、丹沢湖に行ってみようと思い立って、東名川崎IC〜大井松田IC〜国道246〜県道76〜というルートで丹沢湖を目指しました。着くなり昼時。大好物のほうとうのノボリを見つけて、入ってみることに。あずまやのほうとう。クルミの入った味噌のスープに沢山の山菜が素晴らしい!これは私のほうとうランキングの上位に入ります。 曇天にうっそりと佇む丹沢湖。わりとにぎやかな宮が瀬湖や、相模湖に比べると、ひっそりしていていい感じ。天気が悪いせいでしょうか。天気がよければ、山の向こうに富士山も望めるそうです。 こんな天気でも、太公望がちらほら散見。何が釣れるのでしょうか。きっと紅葉の季節なんかも素晴らしいのでしょうね。
丹沢湖の南側には、三保ダムというダムがあります。つまり丹沢湖はダム湖というわけですが、最近、ダム湖100選に選定されたそうです。こちらはダムに向かう遊歩道。 遊歩道の左側には緩やかなサイクリングロード?があります。 こちらが、三保ダム。神奈川の重要な水瓶。このあたりには、223世帯の住居があったそうですが、ダムの底に沈んでしまったそうです。
当初、「酒匂ダム」になる予定だったのですが、かつて住んでいた人々の、地域の名前を残して欲しいとの要望から、「三保ダム」と命名されました。 湖畔に咲いていた、不思議な花。ネムの花かな?
丹沢湖のほとりの民家の柵の隙間からじっと私を見ていたねこ。 ちょっと不思議な感じの花です。勉強不足ですみません。 こちらは丹沢湖の中心を走る、県道76号沿いにある、丹沢湖記念館、通称「美保の家」。水没した地区の民家をそのまま移して来たものです。
こちらでは、縁側に腰掛けて、お茶を飲みながら、ちょっくら休憩も出来ます。 中にはこのような昔懐かしいコマやけん玉、竹とんぼなどが売られています。そして… そこでは、職人さんがお箸を作ってました。箱根のあの、富士屋ホテルにも下ろしてるんだと言ってました。ヒノキの、クスリもなんも塗ってない、無垢のお箸を買いました。とても手に馴染む。丁寧に使えば、十年はもつと言ってました。
永蔵橋。丹沢湖のちょうど北側にかかる、なかなかに美しい橋です。丹沢湖の千代の沢園地展望台から、この橋と富士山の共演を眺めることが出来ます。 橋を渡って右側のルートを道沿いに走ると、中川温泉に至ります。信玄が北条氏康との合戦で負傷した将兵を入浴療養させたという、曰く付きの温泉。その共同浴場の「ぶなの湯」に入りました。アルカリ濃度が高くて、肌がスベスベになります。 ぶなの湯の脇には、中川の清流が流れます。丹沢の奇麗な水を象徴するかのようで、魚たちが泳いでいるのもハッキリと見える、透明度の高い清流です。
澄み切ったブルーに目を奪われます。まるで忍野八海の湧き水のようです。 遊歩道には、雰囲気満天の吊り橋も。 中川の清流のほとりの木の枝にジッとしていた、「What'sマイケル」のニャジラにそっくりのねこ。
カマキリ。ところで、あの、人のことをジッと見つめてるかのようなカマキリの目は、暗いところにずっと入れておくと、真っ黒になります。 ぶなの湯の駐車場に、こんな、なまはげのようなイラストが描かれた看板が。何が言いたいのかよく解らない。
またまた、ねこ発見。私がカメラを向けると、ねこはきっと、いい顔をしてくれるんです。ホラ、この子も…。(クリック)
8月5日はこの相棒の納車日からちょうど一年なのです。というわけで、「一周年記念日帰りツーリング」とシャレ込んでみました。ここは焼津港です。 焼津港をスタートして、駿河湾沿いの国道150号、通称「いちごライン」を清水方面に走ります。ガードレールにこんな表示が。 いちごライン沿線のイチゴ畑。3月から4月がちょうど時期のようです。
さて、日本平パークウェイに乗っかって、ひさしぶりにやってきました。日本平。シンボルの3つのテレビ塔です。 富士山は…。ガスが濃くて見えません。駿河湾もうっすらと…。グスン。もっと寒い時期に来ないとダメかしらね。 ロープウェイ乗り場の近くにいた、やぎさん。
ロープウェイ乗り場付近から、日本平パークウェイを見下ろす。あまり展望の良くないワインディングですが、時々、茶畑が見えたりして、静岡らしい感じです。 納車一周年目の我が愛車を、日本平の碑の前で記念撮影。たった一年の付き合いですが、結構一緒にいろんなものを見てきた気がする。いい写真も沢山撮れた。これからもよろしくね。 日本平を後にして、三保の松原へ。今回は富士は見えるのだろうか?こちらは羽衣の切れ端が保存されているという御穂神社から羽衣の松まで続く、松並木。「神の道」と呼ばれています。
羽衣の松。なにか昨年よりちょっと弱々しくなってる気がする。 富士は…やはりガスが濃くて見えませんでした。
羽衣の松の元に、サメの死体が。なにかメッセージでも届けに来て、力つきちゃった使者のごとし。 三保の海をサングラス越しに。なかなか面白い構図でしょ。
お土産屋さんで食べた、抹茶アイス。爽やかなお茶の香りがスガスガシイ。じつにスガスガシイ。しかし静岡は考えてみると沢山の名産がありますね。 三保の松原の、その名も「羽衣」という食事どころで昼食。茶ソバに、桜えびのかき揚げ。とても静岡な一品。特にかき揚げが香ばしくて絶品でした。
今年は、祖父の初盆なので、お盆は長野県は駒ヶ根市の生家で、親戚一同集まることになりました。秋田へ帰省出来ないのは残念ですが、生まれ故郷の夏を久しぶりに堪能しようと思いました。大いに道草して、白骨温泉に向かう道中。道の駅風穴の里。 中央道調布IC〜長野道松本IC〜国道158(野麦街道)というルートで白骨温泉を目指します。道の駅風穴の里で食べたソフトクリームはなかなかに濃厚で美味しかった。 国道158号から県道300に入って、狭い山道を走る。途中、すれ違いに困ってバックしてくるキャンピングカーにひかれそうになりました。こちとら、バックギアは付いてないんじゃ!そんなこんなで、白骨温泉到着。
今回入ったのは、観光案内所のすぐ向かいに入口がある共同湯「白骨温泉野天風呂」ここから急な階段下って、谷底の温泉に向かいます。 新緑の木々に囲まれた階段をどんどん下りて行きます。苔むした露天風呂の屋根に、苔むして、とっても涼しげな雰囲気。 こちらが露天風呂。それほど湯船は広くないし、お湯もちょろちょろとしか注がれていないのが残念。三日入れば三年風邪引かないと言われています。
坂道沿いに、旅館やお土産屋さんが立ち並ぶ、静かな温泉街と言う印象でした。名物の「温泉がゆ」も、食べてみたかったが、これから高山ラ・アーメンを食べに行くのでぐっと我慢。 坂国道158に戻って、安房トンネルでワープして(このルートはGWに能登を目指す時と同じ)、高山市を目指します。前回同様、ドライブステーション板蔵に立ち寄っる。かなり混んでました。 気のせいか、ちょっと麺が茹で過ぎのようでした。でも、この味、この味。やはりウマいです。高山ラ・アーメン。もっといろいろなお店で、食べ比べをしたい。
高山の市街地の手前は渋滞するので、それを避けて、国道361(木曽街道)へ。美女峠、長峰峠と超えて、寂しげな道を淡々と走る。こちらは地蔵峠のお地蔵さん。 その後は一気に国道19号(中山道)〜新しく出来た権兵衛トンネルで伊那まで抜けました。権兵衛トンネルのおかげで、伊那と木曽が近くなりました。そして駒ヶ根到着。家の両親、兄の家族ももう来ていて、チェリーにも再会。吠えられた。 翌朝、生まれ故郷駒ヶ根の朝の風景を撮影しに、ちょっと散歩。駒ヶ根市内は、町中を流れるチョットした川ですら、水が澄んでて、奇麗なんです。
ねこが2匹、長閑にひなたぼっこ中。お邪魔だったかしら。 ひまわり。花言葉は「あなただけを見つめている」…なるほど。 稲穂。私は田んぼを見てるとほんとに心が落ち着きます。子供の頃の当たり前の風景だったからかも知れません。
午後からは、ちょっくら駒ヶ根の近辺を走りました。駒ヶ根の東側に中沢峠という狭い峠道があり、そのままいくと、国道152号に突き当たります。これを北上すると、高遠方面に抜けられます。 152号をしばらく走ると、美和湖という、ひっそりした湖が見えてきます。水害の多かったこの地方の治水のために作られた、美和ダムのダム湖。エメラルドグリーンの湖面が美しい。 美和湖の水門で。無機的なディテールと、空冷エンジンのディテールが調和しているようで、面白いと思いました。タンクバックがなければよかったのに。
バイクと風景を一緒に撮るとき、どうしても視点が見下ろし気味になります。意識して、ひいて見たり、見上げの構図にしてみたりすると、ちょっと雰囲気の違う写真になります。そういう前に、タンクバック外せ! 美和湖のほとりの、「道の駅南アルプス村長谷」。千葉の「道の駅とみうら琵琶倶楽部」にならんで、マイフェイバリット道の駅のひとつ。なんとなく、スイスなイメージ。 ブルーベリーソフトを頂きました。ここは、焼きたての自家製パンもおいしいのです。特に、クロワッサンが人気です。看板もオシャレ。
高遠まで抜けて、広域農道を通って駒ヶ根に戻り、早太郎温泉「こまくさの湯」でひとっぷろ。するとケイタイメールに従兄弟から「カツ丼来た。早く帰られたし」とのメールがそうです。今晩は精養軒のカツ丼なのです! HP初登場。私の双子の兄です。やっぱり我々にとって、カツ丼と言えば「精養軒」。数年ぶりに食べたんですが、やはりウマかった。完食すれば、誰もがこのような幸せな表情になるでしょう。 咲太としおりちゃん。とにかく仲の良いご両人。いつも「ゆうき兄ちゃん。ゆうき兄ちゃん」と私を慕ってくれるのに、今回はしおりちゃんに夢中で、私にどことなく冷たいのであった。
いきなりドアップ載せちゃってゴメン。未空(みく)も表情が豊かになってきました。 この夜は、駒ヶ根市のお盆のイベント、「夏だ!お盆だ!ベンチャーズ」を見に行きました。お祭りの催し物の一つですが、結構好評のようです。手作り感覚のポスターが町中に。駒ヶ根ベンチャーズ。なかなかどうして、演奏は素晴らしいものでした。 真ん中のギターの人は、近所の「若松」という食堂のご主人。イカす!ちなみに「若松」のカツ丼も美味しいぞー!この後のビンゴ大会で、駒ヶ根ベンチャーズのCDをゲットしました!
咲太も、ベンチャーズがかなり気に入った様子。出店でクワガタムシのかぶり物と、ピカピカ光るオモチャ買ってもらって大喜び。 そしてしっかり未空を守る、たくましいお兄さんなのであった。 その次の朝、東京に戻る前に、ちょっと駒ヶ根のハッチョウトンボの生息地に行ってみました。ハッチョウトンボは日本一小さなトンボで、体長2cmに満たない、可愛らしいトンボ。ちょっと時期外れですが…。
こちらはシオカラトンボ。素早いヤツ。都会ではシオカラトンボの姿も見たことが無いなあ。 あらら、あら、あら。こちらはナツアカネ。アキアカネとは、胸の模様が違う。 いました!ハッチョウトンボです。写真だと、拡大しているのでアカネと変わらない印象かもしれないですが、小さいんです。ミズゴケなどの生える、奇麗な湿地帯にしか住めないトンボ。見られるところも限られているのです。
中央アルプスの山々に、しばしお別れ。ちなみにこの写真、色補正はしてません。そのままリアルにありのままの色彩です。 咲太としおりちゃんと、愛車とで記念撮影。未空はバイクのエンジンの音が恐くて、一緒に映れませんでした。ざんねん。またなっ!(シュッ!)
以前勤めていた会社の元同僚の実家、富士吉田市の「火祭り」を今年も観に行きました。昨年は、2日目の「すすき祭り」を観たのですが、今回は初日のメインエベント「鎮火祭」。富士吉田に向かう道中に、おなじみ、甲府は「ほったらかし温泉」に立ち寄る。 笛吹川フルーツラインからの、甲府盆地の眺め。そろそろぶどう狩りの時期です。 秋にはぶどう棚も赤く色づきます。ぶどう棚の紅葉は、甲府の風景としてなかなかのものです。
ちょっと早めに到着しそうだったので、河口湖のほとりで一休み。 富士吉田市に到着。このように、各家々の道の前にも、それぞれ薪を組んで松明が作られています。 夜、松明に点火。富士吉田市のあちらこちらで火が炊かれ、富士山の山じまいを告げます。火を巧みに操る友人。見ると周囲の家々も、長男さんが火の番をしています。
富士吉田のメインストリートには高さ約3m、70本余りの大松明が一斉に点火されます。金鳥居の周囲はもう凄い人出! ちなみに松明の横を通る時は、かなり熱いです。押し合わないように気をつけて。
こちらは、御旅所。御神輿と、お山さんが納められています。翌日のすすき祭りにはここから浅間神社へ向かいます。 御旅所の近くでは能が披露されていました。
こちらが、お山さん。かつてはお祭りのたびに、新しいのを作っていたそうです。重さは約1トン。 だいぶ松明も燃え尽きて来て、祭りはフィナーレに。この日は小雨もぱらつきましたが、松明のそばを歩く毎に、濡れた服も乾いてしまいます。壮観なお祭りですが、地域の人々の繋がりが強く感じられる、やはり故郷の祭りです。 その後は同僚の家でパーティー。沢山ご馳走になりました。にぎやかで、楽しい仲間たちと、明け方までカラオケやったりして楽しみました。たのしいひとときをありがとう!
この夏は、秋田には帰省できず、首都圏からもそれほど遠くない場所をあちこち訪れたのですが、その分様々な地域の人々と触れ合うことが出来て、いい思い出になりました。久しぶりに過ごした生まれ故郷のお盆も、なかなかいいものでした。そして、友人の故郷の夏祭りも、やはり日本の夏を感じることが出来て、とてもいいものでした。
ちょっと一気にまとめてしまった感がありますが、私の見て来た今年の、そしていつも通りの日本の夏です。そのいつも通りの部分を大切にしていきたいものだと思います。自分のであろうと、他の人のであろうと、やっぱり故郷はいいなあ。